■唐松岳 道迷いで行動不能

資料 北アルプス唐松岳
16日、北アルプス唐松岳で埼玉県さいたま市の28歳男性が登山中に道に迷い、行動不能となり、救助されました。
男性は16日、唐松岳付近を登山中、道に迷い登山道から外れ、行動不能になりました。
通りがかりの登山者から正午前、「男性がぬかるみにはまって、動けない」と長野県山岳遭難防止常駐隊に救助要請があり、同隊員が出動して、午前11時半ごろ、男性を救助しました。
男性にけがはない模様です。
■小蓮華山 体調不良で行動不能

資料 北アルプス小蓮華山
16日、北アルプス小蓮華山で登山をしていた東京都武蔵野市の会社員の女性が体調不良により行動不能となり、救助されました。
女性は16日、小蓮華山付近を登山中に体調不良により行動不能となりました。
警察によりますと、午後3時半頃、本人から「めまいと頭痛がする」と消防に救助要請がありました。
長野県山岳遭難防止常駐隊が出動して、午後7時過ぎに女性を救助し、付近の山小屋に収容しました。
女性は16日、2人パーティで栂池登山口から入山していました。
■常念岳 転倒して重傷

資料 北アルプス常念岳
北アルプス常念岳で千葉県浦安市の会社役員の57歳女性が登山中に転倒し、大けがをして、ヘリコプターで救助されました。
17日午前6時半過ぎ、山小屋から「ひざを痛めた登山者がいて、一晩、様子を見たが、自力歩行ができない状態」と警察に救助要請がありました。
女性は16日、4人パーティで一ノ沢登山口から入山し、常念乗越に向けて登山中、バランスを崩して転倒して、けがをしました。その後、付近の山小屋に行き、朝まで様子を見ましたが、痛みがとれなかったということです。
女性は17日午前10時ごろ、長野県消防防災ヘリで救助され、松本市内の病院に搬送されました。右ひざの骨折で重傷の模様です。
■唐松岳 滑落して重傷

資料 北アルプス唐松岳
17日、北アルプス唐松岳で登山をしていた京都府宇治市の自営業の57歳女性が滑落し、大けがをして、ヘリコプターで救助されました。
女性は17日、2人パーティで八方尾根登山口から入山し、唐松岳から下山中、滑落して、けがをしました。
正午前、同行者から付近の山小屋に救助要請があり、長野県山岳遭難防止常駐隊が出動して、午後2時前、長野県警ヘリで女性を救助し、大町市内の病院に搬送しました。左下腿骨折で重傷です。
■長野県警が注意呼びかけ
この週末も、北アルプスで遭難が相次ぎました。長野県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。