
「この状態だと全然水が足りていない」
2つ目、「水」の量。
“洗濯王子”こと・中村祐一さん:
「今、水が入るのが止まって(洗濯機が)回り出したんですけど、これで止めて見てみると、こんな感じ」
洗濯物が水面から出ている状態です。
“洗濯王子”こと・中村祐一さん:
「洗濯物が水面より下にあって、きちんと水流が起こる状態じゃないときれいに洗えない。この状態だと全然水が足りていない」
最近の洗濯機は節水タイプが主流。しっかり汚れを落とすには、通常よりも1、2段階多い水量に設定するのがおすすめだそうです。
■「すすぎ」は3回を推奨

洗剤は既定の分量を入れる
3つ目は「洗剤」の量。洗濯物や水の量に合わせ、洗剤に記載された既定の分量を入れます。
ドラムは衣類の量、縦型は水の量に合わせる―。
多くても少なくても、十分な効果が発揮されません。
衣類、水、洗剤の「3つの量」に気を付けた上で、さらに注意してほしいのが「すすぎ」です。
“洗濯王子”こと・中村祐一さん:
「すすぎが足りない人が増えていて、そのすすぎきれなかった汚れが臭いの原因になっている」
中村さんが推奨するのは「すすぎ3回」。汚れや洗剤が残っては臭いの元。これをしっかり落とすためです。
■表面積を広げ、湿度を下げる

洗濯物同士の間隔を空け、扇風機などで風を送る
続いて、部屋干しのコツも聞きました。
“洗濯王子”こと・中村祐一さん:
「1つは表面積を広げて干す。あとは湿度を下げるのがポイント」
洗濯物が乾いた空気に多く触れるようにするため、シャツは襟を立てたり、ボタンを外したりして表面積を広げます。ズボンは裏返して、ポケットの中も空気に触れるようにしましょう。
洗濯物同士の間隔も空けます。で風を送ったり、換気扇のそばで干したりして湿った空気が滞らないようにしましょう。
また早く乾かすには、エアコンの除湿機能を活用するのも効果的です。
洗濯家・中村祐一さん:
「きちんと汚れが落ちた服というのは着ていて気持ちがいいですし、きれいで清潔な服を梅雨でも着てほしいな」