
洗車
特集は「洗車最前線」です。雪や凍結防止剤の「塩カル」による汚れが気になる今の時期。さらに花粉や黄砂も懸念されます。長野県内で生産されている最新の「洗車機」、プロに聞いた手洗いのコツを紹介します。
■雪などで汚れ…洗車場の利用が増加

塩カルで車が汚れる
大雪となった信州の冬。跳ねた雪や泥、凍結防止剤の「塩カル」で車の汚れが気になるという人も多いのではないでしょうか。

上田市のドライブスルー洗車場
上田市のドライブスルー洗車場。取材したこの日は次々と利用者が訪れました。
利用台数は月平均700台ほどですが、1月、2月は1000台以上に増えたということです。
東御市から:
「雪降った後で汚れちゃったもんですから、洗ってあげようかなと」
■最新機種の洗車機の特徴は?

エムケー精工
気軽に使える洗車機。この洗車機を製造しているのは、千曲市に本社を置くエムケー精工です。
一般的な形の「門型洗車機」でトップシェアを誇っています。最新機種を紹介してもらいました。

最新洗車機
こちらが2024年春に発売した「リヴェールG」。
雪道を走った直後の、汚れのついた車を洗車機に通すと、モニターに「洗車中」の表示が。
最新モデルからLEDモニターが搭載されました。

洗車中の表示
エムケー精工・根岸翔太さん:
「洗車中に今どんな工程を行っているのかを表示します。シャンプーをかけてますよとか、コーティングの工程だったら、どんな効果があるかをアピールしたりとか」
■高精度に車の形を認識して機能向上

縦の隙間から(赤外線の)ビームを何本も出しいる
車の形を認識する精度も高まり、汚れを落とす力も向上。
エムケー精工・根岸翔太さん:
「隙間から(赤外線の)ビームを何本も出して、車の断面図を認識します。車の突起物(ミラーなど)が左右のどちらかにあるのかを立体的に判断できるので、例えば右側に突起物があれば、左側はないと判断してしっかり洗う。今までだとどっちも逃げてしまっていたんですけど、より細かくブラシを追従させて洗うことができる」

洗車後
「ガラスコーティング」の機能も向上しています。
エムケー精工・根岸翔太さん:
「きれいにするということはもちろん、その状態をキープする。コーティングが続いていれば、また次の汚れも付きづらい。とても需要が高まっています」
わずか10分ほどでピカピカ。