20年間、世界と戦い続けた男の軌跡——ノルディック複合のレジェンドが語った競技人生の真実
6大会連続オリンピック出場、3大会連続メダル獲得、そしてワールドカップ個人総合優勝——日本ノルディック複合界を長年けん引してきた渡部暁斗が、現役を退いた今だから語れる「挑戦の記録」と「決断の理由」を明かす。 五輪前、子どもたちと公園で無邪気に遊ぶ父親としての素顔。そして最後の戦いの地・ノルウェーオスロでの密着映像まで、渡部の「競技者」と「人間」の両面に迫る。 ”百獣の王” 武井壮とのスペシャルロングインタビューを軸に、競技の原点から引退の瞬間まで、その言葉で紡ぐ特別番組。
放送日時
2026年5月10日(日)14:00~14:55放送
番組内容
長野県白馬村で生まれ育った渡部は、1998年長野オリンピックで目撃した日本ジャンプチームの金メダルに心を動かされ、競技の道へ進んだ。もともとはスキージャンプ選手を志していたが、中学生時代のある気づきがその方向を変える。
「複合の成績がジャンプの成績を上回り始めた」という経験から、適性を見極めてノルディック複合を選択。その判断が、のちのワールドカップ個人総合王者への道を開くことになる。
引退を決意したのは、最後のシーズンが始まる1年以上前のことだった。渡部は「もうできないという感覚があった」と率直に明かす。ベストの自分を知っているからこそ、そのギャップが重くのしかかった。
「道半ばで諦める」という引退会見での言葉の真意についても、番組の中で丁寧に語られる。それは金メダルや表彰台の数ではなく、競技を「道」として捉えてきた渡部ならではの哲学から生まれた言葉だった。
番組では、渡部に密着。五輪直前、子どもたちと公園で笑顔を弾けさせながら遊ぶ"父親・渡部暁斗"の姿を捉えた。普段は見せない穏やかな表情、そして子どもたちや家族に伝えたいメッセージとは何か。
また、取材班は、渡部自身のワールドカップ303試合目となるラストレースとなるノルウェー・オスロへ。ヨーロッパでの過ごし方や日々のトレーニング、さらには渡部おすすめのグルメなどプライベートショットも満載でお届けする。
そして迎えたワールドカップ303試合目、現役最後のレース。スタートからゴールまでを見届けた取材班だけが知る、その瞬間に渡部が語った言葉とは。
引退後の渡部に、何が変わり、何が変わらなかったのか。ノルディック複合の未来への思い、そして競技を去った男が次に見据えるものとは。約20年間の競技人生が、渡部自身の言葉によってここに刻まれる。
出演者
渡部暁斗(ノルディック複合選手・引退)
1988年5月26日生まれ、長野県白馬村出身。北野建設スキークラブ所属。2006年トリノ大会から6大会連続オリンピック出場。
2014年ソチ大会・2018年平昌大会で個人ノーマルヒル銀メダル、2022年北京大会で個人ラージヒル銅メダル・団体銅メダルを獲得。2017-18シーズンではワールドカップ個人総合優勝を達成。2025-26シーズンをもって現役を引退。
武井 壮(百獣の王)
1973年5月6日生まれ。陸上競技・十種競技の元日本チャンピオン。さまざまなスポーツに挑戦し続け、「百獣の王」として注目を集め芸能界へ。近年はタイやフィリピンなどアジアの映画・ドラマなどに出演、俳優として海外でも活動をしている。

