
出没したイノシシ 長野県上田市
10月20日朝、長野県上田市でイノシシの目撃が相次ぎ、草むらに逃げ込んだところを麻酔で捕獲されました。現場はJR上田駅に近い店や住宅が立ち並ぶエリアで一時、騒然としました。
草むらを走りまわるイノシシ。
警察官など数十人が周りを取り囲んでいます。
10月19日から上田市の市街地に出没していたイノシシです。
市によりますと、10月19日は中央北や常盤城の小中学校付近の住宅街で十数件の目撃情報があり、20日朝6時ごろからは再び常磐城地区で相次いで目撃されました。
その後、パトロール中の市の職員が午前7時20分ごろ、秋和の自動車販売店に隣接する草むらでイノシシを発見。
パトロール中の男性:
「そっち行った、そっち!」
現場はJR上田駅から直線で3キロほどの店や住宅が立ち並ぶエリアで、警察や猟友会も駆けつけ、警戒を強めました。
住民:
「さすがに怖いですよね、野生動物がこういう市街地に出ると」
イノシシが草むらに入ってから約2時間半後―。
市の職員:
「あっちから撃つ。向こうからの方が撃ちやすいということなので」
「無理に追わず、撃ちやすいところで撃ってもらった方がいいと思う」
現場に到着した専門家が麻酔銃を放ち、イノシシは午前10時10分ごろ捕獲されました。
イノシシは体長1メートル5センチ、体重40キロのメス。
けがをした人はいなかったということです。
上田市 森林整備課・米田寛之さん:
「街中で、通学時間帯でもあったので、とにかくここから逃がさないことを第一に考えた」
市民は―。
現場近くに勤務:
「こんなに身近に来るとは思わなかったのでびっくり。最近、街中でもけっこう出ているということなので、気を付けないと」
今回、捕獲にあたった専門家は市街地に出没した理由についてこう指摘しています。
NPO法人ピッキオ・玉谷宏夫さん:
「ちょうど発情期と重なる時期、今もそうだと思いますけど、オスに追われたメスが街に出てきてしまったり、オスがメスを探して普段と違うところに来たりとかはするかもしれない。街中で動物を見つけても、決して近寄らず、刺激しないことが一番」

