
国宝・松本城(長野県松本市)
国の文化審議会は、9月3日、世界文化遺産の候補に、「国宝5城」の一つ滋賀県の彦根城を推薦することを決めました。長野県松本市の担当者は、祝福しつつ、「松本城の世界遺産登録にむけた機運を高めていきたい」としています。
江戸時代初期に建てられ、現存する天守が国宝に指定されている滋賀県の彦根城。
国の文化審議会は、3日、世界文化遺産の候補に推薦することを決めました。
堀や石垣もほぼ完全な状態で残されていて、周囲には当時の姿のままの家臣の屋敷などがあり、文化庁は、江戸時代の「大名による統治システム」をあらわす、「稀有な物証」としています。
彦根城と同じ「国宝5城」の一つである松本城。
市の担当者は―。
松本市 文化振興課・武藤美紀課長:
「彦根市さんに『おめでとうございます』という一言。これからは松江市さん、犬山市さんと引き続き機運を盛り上げていきたい」
松本市は2000年ごろから市民を交えて、松本城の世界遺産登録を目指す取り組みを開始。
2007年からは滋賀県彦根市、愛知県犬山市と共に「姫路城を中心とした日本の近世城郭群」として世界遺産を目指す研究を始めました。
しかし、彦根市は2015年以降、単独で登録を目指す方針に。
2016年以降は島根県松江市を加えた3市で、「国宝5城」の世界遺産登録を目指した研究を進めています。
市の担当者は、「5つの城を通して確認できる天守の特殊性や建築的な発展」に価値があるとして、引き続き、犬山市、松江市と協力して、世界遺産登録を目指していきたいとしています。
松本市 文化振興課・武藤美紀課長:
「お互いの共通点、あるいは進化していく過程を勉強しながら、世界遺産登録してもらうために、どういうところを調査したらいいか取り組んでいる。他の天守にない魅力が松本城にあると思うので、世界の城と見比べながら守っていければ」

