
宮沢幸司さんの水田 長野県安曇野市
長野県安曇野市で「コシヒカリ」の稲刈りが始まりました。猛暑の影響も少なく出来は良好だということですが、全国的なコメの価格の下落傾向については、懸念の声が聞かれました。
黄金色に実った稲穂。コンバインで次々と刈り取られていきます。
安曇野市豊科の宮沢幸司さんの水田では、8月22日から「コシヒカリ」の収穫が始まっています。
梅雨明け以降の高温で例年より1週間ほど早く生育が進んでいますが、今のところ目立った影響はなく、出来は良好だということです。
コメ農家・宮沢幸司さん:
「粒がちょっと小さいかなと感じている。その分(粒の)量が多い気はしないでもない。あとは味が良ければ。おいしいと言われればうれしい」
一方で、気にしているのがコメの価格です。
農林水産省によりますと、8月10日の週のコメの平均小売価格(5kg・税込)は3191円。
2026年1月初めの4416円から下落が続いています。
主な要因とされるのが、「コメ余り」です。
備蓄米の放出や2025年のコメが豊作だった影響で、2026年6月末時点で全国のコメの在庫は過去最高の243万トンに上っています。
そうした中で迎える新米の時期。
店頭価格の指標となるのが、JAが農家からコメを仕入れる際に前払いする「概算金」です。
県内は9月に決まる見込みですが、コメどころの北陸3県では、2から4割程度下落しています(コシヒカリ玄米60kgあたり)。
一方で、資材や肥料など生産コストの上昇は続いていて、農家からは、懸念の声が聞かれました。
コメ農家・宮沢幸司さん:
「(新潟は)ちょっと安いのかなと。2万円ぐらいないと農家はやっていけないのかな。その辺を県、国の方で考えてもらえたらうれしい」
JAあづみ管内では、収穫は9月中旬をピークに10月上旬まで続く見通しで、例年並みの1万1400トンの集荷を予定しています。

