
サバに寄生するアニサキス(提供:宮崎大学医学部感染症学講座寄生虫学分野)
夏の高温多湿な時期を迎え、注意が必要なのが、食中毒です。予防に関する知識を深めてもらおうと、長野市保健所が親子を対象とした講座を開きました。
■飲みかけのペットボトルに注意

麦茶が入ったペットボトルに関するクイズ
長野市保健所の職員:
「細菌いっぱいなのはどれだと思う?」
子供たちが見ていたのは、麦茶が入った3本のペットボトル。Aは口をつけて飲んだ後に常温で放置したもの、Bは口をつけて飲んで冷蔵庫で保管、Cはコップに注いで冷蔵庫で保管したものです。
これは、夏に注意が必要な食中毒についてのクイズ。もっとも細菌が増えたのはAで、少なかったのはCでした。
口をつけて飲んで常温のまま置いておくと食中毒のリスクが大幅に高まります。
長野市保健所食品生活衛生課 笠原美絵課長補佐:
「口には様々な細菌がいますので、その細菌が麦茶、飲料の中で増えてしまいます。飲料が残ってしまったペットボトルをそのまま置いて翌日飲もうとすると、おなかを壊したりするリスクが高まっています。翌日まで残ってしまった場合は捨てましょう」
■親子で食中毒予防の知識を深めて

手洗い後の洗い残しをみる実習
長野市保健所は、7月27日、食中毒予防の知識を深めてもらおうと、ながのこども館「ながノビ!」で親子向けの講座を開きました。
高温多湿となる夏場は、カンピロバクターなど細菌による食中毒が増える時期です。
会場には、細菌を増やさないための食品の適切な温度管理や、きれいに手洗いが出来ているかチェックする展示などがあり、親子で体験しながら学んでいました。
■生きたアニサキスも展示

アニサキスの展示
子供:
「ママ、見て」
母親:
「うーーアニサキス、うわ、生きてる、しかも。食べちゃうとおなかがめちゃめちゃ痛くなる」
サバなどの内臓に寄生する「アニサキス」の展示も。
長野市保健所食品生活衛生課 笠原美絵課長補佐:
「アニサキスについてはここ10年くらい食中毒の原因物質の1、2、3位の中に必ず入ってくる。アニサキスを防ぐには、やはり加熱と冷凍の二択になります」
食中毒の怖さや予防方法を学ぶ、貴重な時間となったようです。
■予防方法は加熱と冷凍の二択

アニサキスの展示
アニサキスはサバやアジ、イカなどの魚介類に寄生し、食中毒になると激しい胃痛や吐き気、嘔吐などの症状が出る。
予防するには70度以上の加熱(または60度なら1分)かマイナス20度以下で冷凍し、死滅させる必要があります。
長野市保健所食品生活衛生課 笠原美絵課長補佐:
「酢でしめたサバとかワサビをつけて食べればアニサキスは死ぬとか考えておられる方も中にはいるようなんですけれども、調味程度のものではアニサキスは死にません。アニサキスを防ぐには、やはり加熱と冷凍の二択になります」
親子で食中毒の怖さや予防方法を学ぶ、貴重な時間となったようです。

