
提供:松本市
5月22日、長野県松本市の公園で木の上にクマがいるのが見つかり、麻酔銃を使って捕獲・駆除されました。前日から松本市南部で目撃が相次いでいた個体とみられ、公園近くの防犯カメラには、人と鉢合わせる様子も映っていました。
(記者リポート)
「職員や警察がクマの様子をうかがっています」
22日午前10時過ぎ、松本市平田東の南部公園で木の上を見上げる市職員や警察官。そこにいたのはクマです。
周辺では、21日から目撃が相次いでいました。
21日の朝は、公園から1キロ余り離れた並柳で目撃情報が相次ぎ、近くの小学校が臨時休校となりました。
その後、目撃は途絶えましたが、一夜明けた22日午前8時前、寿北の住民から庭にクマがいたと通報が。その後も周辺では目撃情報が相次ぎました。
午前8時半すぎの南部公園近くの防犯カメラには、画面左奥の道路から出てきたクマが、人と鉢合わせ、逃げていく様子が映っていました。
クマと鉢合わせた人:
「一瞬のことだったのであっけにとられたと同時に驚きで、落ち着いて考えると目の前にクマがいるなんて思ったこともなかったのでびっくりです」
また別の防犯カメラには、水路から顔を出すクマの姿が映っていました。
クマは南部公園でも複数の人が目撃していました。
公園で目撃した住民:
「ふっと見たら15メートルくらい先のところにいて、慌てて逃げた。ここまで来るとは思わなかった。びっくりした」
公園の管理員:
「走っていきました、早かったですね。結構大きくて、太ってましたね」
その後、クマは木の上に登っているのが見つかり、市の職員や警察官、県のクマ対策員が取り囲みました。
そして、麻酔銃2発が命中し、捕獲。
体長1メートル17センチ、体重約70キロのオスの成獣で、その後、駆除したということです。
松本市森林環境課 稲村延克課長補佐:
「(緊急銃猟ではなく)市街地で危険なので、麻酔の許可で捕獲をした。並柳地区からずっと流れてきてということを考えれば、きのうと同じ個体ではないかなと」
公園管理員:
「捕まってよかったと思います。近々、幼稚園の子どもが来る頃なんです」
近所の人:
「これで安心したけども、また来るか…一度来れば二度くると困るね」
専門家によりますと、クマはこれから繁殖期を迎え、オスはメスを求めて行動範囲が広が時期だということです。

