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米作りの省力化に「節水型乾田直播」 ドローンを使った「直播栽培」も 

長野県塩尻市洗馬地区の田んぼ

人手不足や農業従事者の高齢化が進む中、コメ作りの省力化が求められています。長野県安曇野市では、ドローンを使った方法で、塩尻市では乾いた田んぼに直接、種もみをまく新たな栽培方法の実証実験が行われました。

水田の上を飛ぶ農業用のドローン。

まいているのは「コメの種」、種もみです。

県は5月20日、地元農家や企業を対象に「スマート農業」の見学会を開きました。

「スマート農業」はドローンなどの先端技術を使って「農作業の省力化」を図る取り組みです。

人手不足や農業従事者の高齢化が進む中、県も力を入れていて見学会には約60人が参加しました。

参加した農家:
「これから将来に向かっていい取り組み。活用しながらコメの値段も安定できるように農家も取り組んでいきたい」

県によりますと、苗を育て田植えを行う「水稲」は作業の負担が大きく、作付面積は減少傾向にあります。

一方、水田に直接、種もみをまく直播栽培は年々増えているといいます。

県はドローンを使った直播には不安定性などの課題もあるとし、今後も試験を重ねて栽培方法の確立に取り組んでいくとしています。

一方、塩尻市では―。

塩尻市洗馬地区では乾いた田んぼに「種もみ」をまく作業が行われました。

これは「節水型乾田直播」というコメの栽培技術の1つです。

塩尻市は2026年、中部電力などと連携し、この技術を用いた実証栽培を始めました。

塩尻市 農政課・小沢亮さん:
「(節水型乾田直播は)作業の省力化、CO2の削減効果もある。一つでも作業を効率化する中で、"持続可能なコメ生産"を追求したい」

「乾田直播」の最大の特徴は作業負担を減らせること。

苗の栽培や代かきなど田植え前の作業はもちろん、種をまいた後も、毎日の水の管理は必要なく、収穫までの作業を最大で60%減らすことができるといいます。

実際、13アールの田んぼで種をまくのにかかった時間は約30分でした。

種もみは約2週間で発芽。

発芽後の作業は適度な水やりと草刈りで、順調にいくと、9月中旬ごろには収穫できるということです。

塩尻市 農政課・小沢亮さん:
「さまざまな栽培の仕方がある、この地域に合ったものがあると選択肢を増やすことはこれからも重要。何が省力化できて何が余計にかかるか1年間の作業を通して検証したい」

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