
長野放送
民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、バイオマス発電を目的として設立された長野県塩尻市の「ソヤノウッドパワー」が1月13日に長野地裁松本支部から特別清算開始命令を受けたことが分かりました。
同社は、長野県や塩尻市、旧・征矢野建材(現・綿半建材)などが取り組んでいた森林バイオマス資源活用事業である「信州F・POWERプロジェクト」の一環として、2014 年3月にバイオマス発電を目的として設立されました。建設資材の高騰などから事業費は大きく膨らみ、関係者間で調整が難航したため、発電施設は当初計画から5年遅れて2020年5月に試運転、同年10月から本格始動しました。
しかし、2020年10月以降、新型コロナウイルスのまん延、ウッドショック、ロシアのウクライナ侵攻などの影響を受けて原材料の仕入れ価格が高騰し、燃料となる木質チップが不足していました。このため、木質チップの供給元である征矢野建材から補償金を得ていましたが、征矢野建材が2023年8月9日に長野地裁松本支部へ民事再生法の適用を申請 (2024年7月8日再生手続き終結)。征矢野建材が、綿半ホールディングスをスポンサーとして再建を図るなか、ソヤノウッドパワーも抜本的な事業再生を目指して2025年4月1日に会社分割し別会社に事業を承継。さらに同年12月2日株主総会の決議により解散し、清算手続きを進めていたということです。
負債は約46億円だということです。
なお、同社が行ってきた事業は、会社分割した別会社のもとで継続されているということです。

