長野県白馬村の小学校に新しいスキージャンプ台が完成しお披露目されました。児童が募金活動を行い、半世紀親しまれた台を再建したということです。
白馬北小学校の校庭に完成したジャンプ台。高さはおよそ4メートル。週末、保護者や住民にお披露目されました。
学校には1971年に建てられたジャンプ台が2つありました。
ノルディック複合の渡部兄弟も親しみましたが、1つは老朽化で4年前から使えなくなっていました。
5年生が中心となって「ジャンプ台直し隊」を結成。
募金活動や手作りのアクセサリーを売るなどして修復費用を集めました。
渡部選手や元モーグル選手の上村愛子さんなどオリンピアンも協力し900万円近くが寄せられました。
ジャンプ台は低学年用で、最大傾斜は25度。
壁にはジャンプを楽しむ選手の姿などがデザインされています。
新しいジャンプ台に触れた子どもたちは―
児童:
「すごく飛ぶのが楽しみ」
「冬がすごく楽しみ。ちょっと急になったんじゃないかな」
保護者:
「(子どもたちが)いつかオリンピアンになったり、夢を村民が見られるようにしてくれてありがたい」
子どもたちが心待ちにするジャンプの授業は、年明け1月から始まります。

