
事件があった長野駅前の路地
早朝のJR長野駅前で死亡ひき逃げ事件です。路地で、男性が倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。警察はごみ収集車の運転手に事情を聴いていて、ひき逃げなどの疑いで逮捕する方針です。
警察呼びかけ:
「横断歩道をよけて渡ってください」
通勤通学時間帯の駅前がものものしい雰囲気に包まれました。
事件があったのはJR長野駅の善光寺口から100メートルほどの建物に挟まれた路地です。
8日午前7時前、通行人から「男性が倒れて頭を負傷している」と警察に通報がありました。
倒れていたのは30代~40代の男性で、頭部の損傷が激しくその場で死亡が確認されたということです。
路地は幅約4メートル。駅前広場に面した複数の飲食店の裏側にあり、路地を通って従業員が出入りするほか、多くの店が、奥にあるごみ置き場を利用しているということです。
近くの店の店長:
「ここは(店の)従業員が通る道ですね。出勤するときと退勤するときは使っています。(皆さん、ごみ出すときもここを通る?)そうですね。この辺の店はそこ(のごみ置き場)で捨てています」
捜査関係者によりますと、男性は何らかの理由で路地で転倒し、その直後に大通りからバックで入ってきたごみ収集車にひかれたとみられます。
車は左の後輪で男性をひいた後、救護することなく通りに出て走り去ったとみられます。
駅前の横断歩道には血のついたタイヤの跡も残っていました。
警察は、死亡ひき逃げ事件として捜査し、周辺の防犯カメラの映像などから車を特定。
運転手から事情を聴いていて、ひき逃げと過失運転致死の疑いで逮捕する方針です。

