
小学校で災害時の備えとなる防災食をテーマにした授業
長野県松本市の小学校で災害時の備えとなる防災食をテーマにした授業が行われました。前日に青森県で震度6強を観測する地震があったばかりで、子どもたちも備えの大切さを感じたようです。
松本市の波田小学校の4年1組の教室。
児童:
「缶詰と飲み水とジュース」
「レトルト食品と缶詰とクッキー、クラッカーとビスケット、乾パンと」
児童たちが発表したのは自分の家にある備蓄の食料です。4年1組は総合的な学習の一環で防災について学んでいます。
12月9日は、備蓄用に開発した「防災食」を手がける食品メーカーとオンラインでつなぎ、「防災食」について学びました。
普通の食品に比べて保存期間が長い「防災食」。なぜ、備えておく必要があるのでしょうか。
児童:
「いつ災害が起きるか分からないから備蓄をしている」
「普通の食品だと長持ちできなくて、長期保存の食材が多い」
尾西食品の担当者:
「災害で普段使っている電気・ガス・水道が使えなくなる可能性もあります。命を守るために最低3日分の備えが必要だとされています」
防災食の役割を学んだ児童たち。お湯や水を入れると食べられるご飯に、パンやミネストローネなど数種類の防災食も試食しました。
味はどうだったのでしょうか。
児童:
「うまい。防災食のこととか、いろんなことが知られてよかった」
8日は、青森県八戸市で最大震度6強を観測する大きな地震がありました。いつ起きるか分からない自然災害。児童たちも改めて備えの大切さを感じたようです。
児童:
「(青森で地震があったの知ってる?)はい。念のため、(避難先に)いつでも出られるように準備した方がいいと思った」
「家にいるときに起きたら怖いから、いろんなものをそろえたりして準備しておきたい」

