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負債は約8600万円 白馬村で宿泊施設やレストラン運営の業者が破産開始手続き開始決定 新型コロナ感染拡大の影響で売り上げが大幅に落ち込み、後継者が不在で事業の継続見通し立たず

長野放送

民間信用調査会社・帝国データバンクによりますと、宿泊施設やレストランを運営していた長野県安曇野市の「ワイスホルン」が11月25日、長野地裁松本支部より破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。

同社は1963年に設立された宿泊施設の運営業者です。長野県白馬村北城にある八方尾根スキー場のゲレンデ中腹においてペットの宿泊も可能なロッジを運営していました。冬はスキー、グリーンシーズンは避暑やトレッキング客などに利用され、スキーシーズンにはレストラン業務も手掛けていました。しかし、バブル経済崩壊後は、徐々に来客が減少していたなか、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げは大幅に落ち込み、収益も悪化し資金繰りはひっ迫していました。さらに、後継者が不在で代表者が高齢となり事業の継続見通しが立たないことから、2024年12月には不動産を売却するなど債務の返済を進めていましたが完済しきれず、今期のスキーシーズンを前に事業を停止していたということです。

負債は約8600万円だということです。

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