YouTube X Instagram

負債は約1億3200万円 きのこの加工販売業者が自己破産申請へ 仕入れコストの上昇などを価格に転嫁できず

長野放送

民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、長野県中野市のきのこ加工販売会社「カットきのこジャパン」が12月1日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。

同社は2016年に設立されたきのこの加工販売業者で、エノキダケやエリンギ、まいたけ、しいたけ、ぶなしめじなどの各種きのこのカット加工を手がけ、近年は得意先の開拓を進めて業況を拡大し、2025年2月期の年間売上高は約2億8300万円を計上していました。

しかし、2024年頃に原料確保が不安定となり思うように販売できない時期があったうえ、仕入れコストの上昇を販売価格に転嫁しきれず、収益は悪化していました。財務面は債務超過に陥り、資金繰りがひっ迫、先行きの見通しも立たなくなったことから事業の継続を断念したということです。

負債は約1億3200万円とみられています。

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース