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【クマ対策】千曲川の近くで住民3人が襲われ重軽傷を負う被害も…河川敷で草木の伐採 クマの通り道や隠れ場所をなくし、人里に近づくのを防ぐ狙い

クマ対策 千曲川河川敷で草木の伐採

クマ対策です。国土交通省千曲川河川事務所は、11月21日から長野県飯山市の千曲川河川敷で、草木の伐採を始めました。クマの通り道や隠れ場所をなくし、人里に近づくのを防ぐ狙いです。

(記者リポート)
「飯山市の千曲川河川敷では、重機を使って草や木の伐採作業が行われています」

千曲川河川事務所が21日から始めた河川敷の草木の伐採や踏み倒し。

その狙いは―。

千曲川河川事務所中野出張所・三上博武所長:
「河川敷に立っている木ややぶはクマのすみか、出没の歩くルートになってしまう。伐採してクマの出没を抑える」

草木が生い茂る河川敷はクマの通り道や隠れ場所となりやすく、飯山市でも今年5月に千曲川の河川敷で1頭が捕獲されています。

今年4月には、千曲川からも近い住宅街で、住民3人がクマに襲われて重軽傷を負う被害が発生しました。

作業を通じて、人里へのクマの出没を抑えたいとしています。

千曲川河川事務所中野出張所・三上博武所長:
「見通しを良くして、クマの侵入ルートを遮断し、住民の不安を解消できればと思っております」

伐採は、千曲川の右岸と左岸合わせて2キロを予定しています。

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長野放送ニュース