
資料 路線バス
長野県千曲市と須坂市を結ぶ路線バスの「屋代須坂線」。利用者の減少を受けバス会社が撤退や減便の方針を示していましたが、通学の足の確保のため平日の朝と夕方の運行を継続する方向で協議を続けることになりました。
10月30日、長野市で開かれた県公共交通活性化協議会。議題に上ったのは、路線バスの「屋代須坂線」です。
長野市松代町など千曲川の東側の地域を通り千曲市の屋代駅と須坂市の須坂駅を結ぶ「屋代須坂線」。
運行する長電バスは利用客の減少で赤字が続いているとして、2026年9月末をめどに撤退または減便する方針を示していました。
ただ、沿線にある7つの高校や中学校、養護学校の220人ほどが通学で利用していて、学校関係者などから路線の継続を求める声が上がっていました。
協議会では、最近の利用状況について1便当たりの平均利用者が平日の朝と夕方の便は20人、日中の便は7人との調査結果が報告されました。
一定の通学利用があることから、2026年10月以降も平日の朝と夕方の運行を継続する方向で協議を続けていくことになりました。
長電バス・大石真一取締役:
「減便に重きを置いて可能な限り運行実現にむけて関係者と協議を進めたい」
北信地区高校校長会・馬場正一会長:
「地域交通は教育のインフラであると考えている。土日祝日については引き続き検討してもらうということで、進捗を見守り注視したい」

