
「峠の国盗り綱引き合戦」
長野と静岡の県境をかけたイベント「峠の国盗り綱引き合戦」が行われ、熱気に包まれました。
長野県飯田市と静岡県浜松市の県境、兵越峠を舞台にした飯田市南信濃の「信州軍」と静岡県浜松市水窪町の「遠州軍」の綱引き。
勝てば1年間県境を1メートル相手側にずらすという恒例のイベントです。
3本勝負で、激しい争いに、周りからは力強い声援が飛び交います。
通算成績は、信州軍が19勝、遠州軍15勝で、4メートル静岡県側にあります。
信州軍が連勝しているだけに、遠州軍にとっては負けられない戦いです。
今年は、遠州軍が2連勝しました。
「遠州軍」リーダー・山本功さん:
「やっと勝てました。念願の1勝です」
「信州軍」リーダー・御子柴美樹夫さん:
「悔しいけど、水窪の人たちの3連敗できない強い思いが綱にのっていた。ちょっと力足らずに負けてしまったが、また来年、頑張りたい」
今年は、1メートル長野県側に戻された形となりましたが、両軍たたえ合い、更なる地域の交流と発展を願っていました。

