
松本山雅の本拠地「サンプロアルウィン」
長野県松本市の「サンプロアルウィン」で、照明設備の鉄骨部材が落下した原因について、県は「金属疲労」と明らかにしました。他の鉄骨に問題はなく、今後、応急対策を進める方針ですが、再開時期は未定です。
サッカーJ3の松本山雅の本拠地である「サンプロアルウィン」では10月2日、照明設備の鉄骨部材が落下し客席が破損しているのが見つかりました。
県は施設の使用を停止していて、松本山雅のホーム戦が中止となるなど影響が出ています。
23日は県松本建設事務所の職員や建築の専門家などが集まり、今後の対応を検討しました。
落下の原因は、金属疲労だということです。同じ構造の他の3本では疲労はみられませんでした。
検討会の座長:
「こういう特殊な破壊が起こるのはまれなこと。なかなか起こり得ないことがたまたま起こってしまった」
今後、落下した箇所を補強する応急対策を進める方針ですが、実施の時期や再開の見込みは立っていません。
県松本建設事務所の所長:
「応急対策が完了しまして全体の倒壊に対する安全性が確認されれば、フィールド部分を含めた使用を再開していきたい」