
大町図書館
大町市(長野県)の施設工事を巡る入札妨害事件で、10月16日、長野地方裁判所は市の職員と落札した会社の前社長に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
公契約関係競争入札妨害の罪に問われたのは、大町市職員の牛越秀仁被告(57)と神奈川県に本社を置く信光実業の前社長の菅沢浩也被告(65)です。
起訴状などによりますと、2024年、市が発注した図書館の照明工事などの一般競争入札で、牛越被告が菅沢被告に携帯電話などで予定価格に近い金額を教えたとされています。
検察側は牛越被告に懲役1年6カ月、菅沢被告に懲役1年を求刑していました。
16日の判決公判で坂田正史裁判長は、「入札の公平性の信頼を害しかねない」などとして牛越被告に懲役1年6カ月、執行猶予3年、菅沢被告に懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。