
イメージパース 提供:エム・ケー・ケー
百貨店の「後利用」です。3月末で閉店した長野県松本市の井上百貨店本店の土地と建物を市内の不動産会社が取得しました。リノベーションして外資系ホテルの誘致を進める計画です。「駅前の活性化に貢献できれば」としています。
2025年3月末に45年の歴史に幕を降ろした松本市の井上百貨店本店。松本駅前の地下1階、地上7階建ての建物。その「後利用」が注目されていました。
そうした中、10月10日松本市内で不動産事業などを手掛ける「エム・ケー・ケー」が土地と建物を取得したと発表しました。
建物をそのまま活用しながら内部をフルリノベーションし、外資系ホテルを誘致する計画です。
詳しい内容は計画中ですが、インバウンドや出張など幅広い宿泊客をターゲットに250室程度を想定。2027年春の開業を目指します。
また、地下1階は複数のテナントを設ける考えです。
2011年には井上本店の別館だった「旧ベルモール」を商業ビルに再生した「エム・ケー・ケー」。「駅前の活性化につなげるのが会社のミッション。新たな風でにぎわい創出に貢献したい」としています。