
訓練
長野市ではバスの事故に備えた訓練が行われました。消防はインバウンドの観光客も増える中、命を守る対応力を高めたいとしています。
訓練は、マイクロバス同士が衝突し乗っていた25人がけがをした想定です。
消防隊員:
「歩ける方はまず、バスの外に出てもらいます」
「足元気をつけて」
車内にはぐったりして動けない人も。
緊急度や重症度に応じて搬送の優先順位を決める「トリアージ」の手順も確認しました。
消防隊員:
「F2赤、F3赤、F1黄色。もっと重傷の方いますので、その方を搬送するまで待っていてください」
応急処置を行いながら、医療機関の受け入れ状況などを確認。緊急度の高い人から搬送します。
長野市消防局はこうした訓練を定期的に行っていますが、「バス事故」の想定は初めてということです。
長野市消防局 鶴賀消防署・小池武司署長:
「今、インバウンドとか観光バスで来られる方が非常に多くいます。市内どこで(事故が)発生するかわかりません。それに備えて限られた総合力をもって、市民の身体、生命、財産を守りながら搬送したい」