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「卑劣…ゆがんだ性的欲求を満たそうとした手口」大学の多目的トイレなどで3人の女子学生を盗撮した罪 信州大学元准教授の男(51)に懲役1年10カ月、執行猶予4年の有罪判決

地裁松本支部

大学の多目的トイレなどで女子学生を盗撮した罪に問われている信州大学元准教授の男に懲役1年10カ月、執行猶予4年の有罪判決が言い渡されました。控訴はしないということです。

性的姿態等撮影などの罪に問われていたのは、信州大学の元准教授・有路憲一被告(51)です。

起訴状などによりますと、有路被告は、大学の多目的トイレや県内の宿泊施設などに小型カメラを設置し、3人の女子学生の裸などを盗撮したとされています。

これまでの裁判で有路被告は、「間違いない」と起訴内容を認めていました。

9月17日の判決公判で地裁松本支部は、「学生が信頼していた気持ちを裏切り、ゆがんだ性的欲求を満たそうとした手口は卑劣」などとした一方、反省の態度を示しているとして懲役1年10カ月・執行猶予4年の判決を言い渡しました。

弁護人は、「控訴はしない」としています。

判決を受けて信州大学は、「学内にセキュリティ強化対策チームを設置し、学内施設の点検の強化、学生・教職員へのコンプライアンス教育の徹底など、対策強化を重ねてまいります」としています。

裁判官が「被害者に与えた傷はこの先も消えることはありません。そのことを胸に刻んで生きてください」と声を掛けると、有路被告は「はい」と答えていました。

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長野放送ニュース

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