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米の安定生産にむけた実態調査の実施を JA長野県グループが知事に農業施策や予算について要望 松本市の食肉処理施設の閉鎖による農家への支援も求める

JA長野県グループが阿部守一知事に農業施策や予算について要望

JA長野県グループが阿部守一知事に農業施策や予算について要望しました。長野県松本市の食肉処理施設の閉鎖による農家への支援や、コメの安定生産にむけた実態調査の実施などを求めています。

JA県グループ・神農佳人会長:
「令和8年度の長野県農業施策・予算等に関する要請です」

JA長野県グループの神農会長は9月9日、県庁を訪れ、阿部知事に農業施策や予算など12項目の要望書を手渡しました。

JA県グループ・新芝正秀専務理事:
「輸送コストの増加が畜産農家の経営を圧迫しないか懸念されている」

松本市の食肉処理施設については、閉鎖によって出荷先が中野市や県外の施設に変わることになり、生産者の輸送コストの増加が懸念されています。販売価格の上昇や消費の落ち込みにもつながるとして、財政的な支援などを求めました。

JA県グループ・新芝正秀専務理事:
「中長期的な観点では安易な増産は米価の暴落を引き起こすと心配している」

また、コメについては、増産の意向を示す市町村があることに触れ、安定的に生産を続けるためにも、生産数量の目安と需給の実態と合っているか調査を行うよう求めました。

要望に対し、阿部知事は「県としての対応を考えたい」と話しました。

阿部知事:
「米と食肉の問題は県民の関心も高い。農業の環境が大きく変化していく中で、県としてこれからの農業をどうするかしっかり考えたい」

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