
資料 北アルプス槍ヶ岳
北アルプスの槍沢付近で8日、大阪市の男性(61)が救助されました。男性は7日に転倒して左足首を負傷し、下山できなくなったということです。
救助されたのは大阪市の団体職員の男性(61)です。
警察によりますと、男性は9月7日に槍ヶ岳から下山中、「グリーンバンド」付近で転倒しました。山小屋に移動して宿泊し様子をみていましたが痛みや腫れが引かず、8日午前5時半前に「左足を痛めて歩けない」と自分で警察に救助要請したということです。
警察や消防の救助隊員7人が出動し、足首を固定したところ歩行出来る状態になったため同行下山し、午後2時前に救急隊員に引き継ぎました。
男性は3日に単独で上高地から入山し、8日に下山予定だったということです。
長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。