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「斜面に男性が倒れている」 奈良市の82歳の男性をヘリコプターで救助 通りがかりの登山者が通報 北アルプス前穂高岳の吊尾根の最低コル付近の斜面で発見

資料 北アルプス前穂高岳 

9月3日、北アルプス前穂高岳の斜面に倒れている男性が発見され、ヘリコプターで救助されました。男性は足の骨を折るなどの重傷だということです。

救助されたのは、奈良市の82歳の男性です。

3日午前7時前、通りがかった登山者から「登山道から外れた斜面に、滑落したと思われる男性が倒れている」と110番通報がありました。

警察によりますと、男性は北アルプス前穂高岳の吊尾根の最低コル付近(標高約2920メートル)の斜面に倒れていて、見つけた登山者からの呼びかけには応じませんでしたが、手足を動かせる状況だったということです。

長野県警山岳遭難救助隊が出動し、午後2時ごろ、長野県消防防災ヘリで男性を救助し、松本市内の病院に搬送しました。男性は左下腿開放骨折などで重傷の模様だということです。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

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長野放送ニュース

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