
県立こども病院
長野県立こども病院の20代の女性看護師が、電子カルテの画面をスマートフォンで撮影し、通信アプリ「LINE」で外部の知人に送信していたとして、停職1カ月の処分を受けました。長野県立病院機構が9月4日に発表しました。
停職1カ月の処分を受けたのは県立こども病院の20代の女性看護師です。
県立病院機構によりますと、2025年4月、女性看護師が、通信アプリ「LINE」による知人とのやりとりの中で勤務先について話題になった際、県立こども病院の電子カルテの診療科や氏名が表示された患者一覧画面をスマートフォンで撮影し送信したということです。
画面には患者24人分の情報が表示されていましたが、氏名や病棟名は黒塗りにした上で送信されていて、現時点で患者個人が特定される情報の漏えいは確認されていないということです。
7月に県に通報があり、病院側が聞き取り調査を進め、8月に事実を公表していました。女性看護師は「自分の職場のことを知ってもらい、看護師としての苦労を分かってもらいたかった」と話し、深く反省していたということです。
このほか、院長と看護部長を、監督責任があったとして厳重注意にしました。
県立病院機構は「再発防止に努め、研修や教育を強化していきたい」としています。