
松本国際高校
松本国際高校野球部で部員の寮の部屋に別の部員が「焼き肉のたれ」をまき散らす「嫌がらせ事案」があったことを巡り、日本学生野球協会は高野連へ事案の報告を怠ったとして野球部長の教員を謹慎3カ月の処分にしたと発表しました。
松本国際高校によりますと2025年1月、当時2年生の野球部員の寮の部屋に別の部員3人が焼き肉のたれをまき散らす「嫌がらせ事案」が起きました。
高校は直後に把握しましたが、顧問らが指導した上で部員3人が謝罪。被害を受けた部員が了承したとして、高野連に報告していませんでした。
しかし7月、高野連に投書があったことを受けて学校が報告し、8月1日付で野球部に高野連から「厳重注意」を受けていました。
この事案をめぐり、日本学生野球協会は9月4日の審査室会議で、高野連への事案の報告を怠ったとして野球部長(教員)を謹慎3カ月の処分にしました。期間は7月24日から10月23日ということです。
また、高校では野球部3年生の保護者を対象に8月30日に説明会を実施し、事案の経緯などを説明したということです。
小西信久校長は「真摯に受け止める。再発防止に向けてガバナンスを強化していく」としています。