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酷暑も影響 夏山遭難が過去最多 7~8月に143件・154人 長野県警が発表 熱中症や体力不足による「疲労遭難」増加 装備不足も目立つ 「体力に見合った登山」を呼びかける

北アルプス餓鬼岳での救助活動の様子(7月)提供:長野県警

この暑さは長野県内の山岳遭難にも影響が出ました。長野県警によりますと夏山期間中の遭難は143件・154人でいずれも過去最多となりました。酷暑による熱中症や疲労が多くなっています。

県警の救助隊に背負われた男性。7月、北アルプス餓鬼岳での救助活動の様子です。今年も夏山の遭難が相次ぎました。

南アルプス甲斐駒ヶ岳での救助活動(8月) 提供:県警

県警によりますと、7月、8月の県内での山岳遭難は143件・154人でいずれも過去最多となりました。死者は6人で2024年より9人減っています。

遭難が相次いだことについて県警は「天気が良い日が続き登山者自体が増えた」ことをあげています。

北アルプス槍ヶ岳北鎌尾根での救助活動(7月) 提供:県警

また、今年は酷暑が続き熱中症や体力不足による「疲労遭難」が33件と2024年より増えたことも要因としています。

持っている水分の量が足りなかったり、ビバークの道具を持っていなかったり、装備不足も目立ったということです。

これから紅葉シーズンを迎えます。県警は、寒暖差が大きくなることから防寒装備の徹底やヘッドライトの携行、そして「体力に見合った登山」を呼びかけています。

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長野放送ニュース

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