
警察などが警戒
長野県松本市の住宅街で8月26日、「クマらしき動物」の目撃が相次いだことを受け、近くの小学校では27日朝、児童が保護者と共に登校しました。27日も目撃情報があり警察と市が注意を呼びかけています。
松本市の島内小学校。27日朝は保護者が付き添ったり、車で送り届けたりしながら児童が登校しました。クマへの警戒のためです。
市や警察によりますと、26日午後5時前、松本市島内や宮渕などで「クマらしき動物」の目撃が相次ぎました。
市や警察が周囲をパトロールしましたが、発見できませんでした。
目撃情報があった場所は住宅街で、近くに学校もあります。このため、市の教育委員会は5つの小中学校に対し27日朝の登校は集団で行うか、保護者が付き添うよう呼びかけました。
保護者:
「身近で(目撃が)あると思わなかったので、怖いなと正直、思いました」
「(子どもも)怖がって、いつもとはちょっと違う感じで『一緒に行こうね』と。早く、目撃されたクマが特定されて見つかったらいいなと思います」
市によりますと、27日朝6時にも1件の目撃情報がありましたが、痕跡などは見つかっていません。市や警察はパトロールを強化します。
また、正午すぎには松本市浅間温泉でも2頭の目撃情報がありました。被害はなくクマも見つかっていませんが、警察が付近の住民に注意を呼びかけています。