
長野県庁
長野県は、パワーハラスメント行為をしたとして、男性職員2人を懲戒処分としました。
パワーハラスメント行為をして、減給10分の1・1カ月の処分を受けたのは、県産業労働部の現地機関課長補佐の男性職員46歳と環境部の現地機関課長級の男性職員56歳の2人です。
46歳の男性職員は2024年5月から2025年3月にかけて、部下に対し「給料泥棒」「性根が腐ってる」などと人格を否定する侮辱的な発言をしたり、威圧的に机をたたいたりするなどパワーハラスメント行為を継続的にしていました。
男性職員は「被害者及び周囲の職員に精神的な苦痛を与え、お詫び申し上げる」と話しているということです。
56歳の男性職員は2023年度から2025年5月ごろまで、6人の部下に対し、命令口調で話すなど、日常的に能力的な侮辱と受け取れる発言や威圧的な言動を繰り返したということです。
また、この職員は2022年8月にも特定の職員の携帯に勤務と関係のない要件でメールの返信を執拗に求め、パワーハラスメント行為をしたとして「戒告」処分を受けていたということです。
男性職員は「指示の一環のつもりだったが、結果的に職員に不快な思いをさせ、反省している」と話しているということです。
県は「県民の皆様の信頼を損なう事態を招いたことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。今後綱紀の粛正を図り、県職員としての自覚と責任を認識させ、同様の事案の再発防止に努めてまいります」とコメントしています。