
宇宙飛行士・油井亀美也さん
長野県川上村出身の宇宙飛行士・油井亀美也さんは、日本時間の8月2日、ISS・国際宇宙ステーションに到着しました。歓迎式では、「皆さんと働くのを楽しみにしている」と意気込みを語りました。
悪天候による一日の延期を経て、再び宇宙船「クルードラゴン」に乗り込んだ油井さん。
出身地の川上村ではおよそ100人が打ち上げを見守りました。
そして、日本時間の2日午前0時43分に、クルードラゴンを載せたロケットが打ち上げられました。
油井亀美也さん:
「日本の皆さん、私も10年ぶりに宇宙に帰ってきました。ISS(国際宇宙ステーション)で任務を果たして一等星のように輝いて、日本の素晴らしいところを世界中の人に知ってもらいたいと思う」
地元、川上村民は―。
川上村民:
「今、宇宙に油井さんたちが飛んでいるのがすごいなと」
「無事に飛べたのが本当によかった」
「川上村から宇宙に飛び立つ人がいて誇らしい」
ISS・国際宇宙ステーションを目指し、およそ15時間フライトしたクルードラゴン。日本時間の2日午後3時27分にISSにドッキング。
油井さんが乗り移ると、先に滞在中の大西卓哉宇宙飛行士と抱き合って再会を喜んでいました。
大西卓哉さん:
「ようこそ、こちらへ。皆さんの笑顔がみられてとてもうれしい」
油井亀美也さん:
「皆さんと働くのを楽しみにしています。一生懸命、頑張ります」
川上村の住民たちも油井さんの到着の様子を見守りました。
川上村民:
「『おかえり』という感じでいい雰囲気で、いいミッションこなしてくれるんじゃないか。人類の未来のために役立つ研究をしてほしい」
宇宙での滞在は10年ぶり2回目となる油井さん。半年の間に実験棟「きぼう」で二酸化炭素除去装置の実験など様々なミッションに臨む予定です。