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下山中に転倒 埼玉県の74歳女性をヘリコプターで救助 左足骨折で重傷の模様 南アルプス仙丈ヶ岳で遭難

資料 南アルプス千丈ヶ岳

南アルプス仙丈ヶ岳で埼玉県蓮田市の74歳女性が下山中に転倒して足をけがして、行動不能となり、ヘリコプターで救助されました。

女性は7月30日、仙丈ヶ岳から下山中、藪沢ルート丸橋付近(標高約2250メートル)で転倒して足をけがして、行動不能となりました。

午後0時半ごろ、通りかかった登山者から「けがをしている人がいる」と伊那警察署に救助要請があり、警察署員や上伊那広域消防本部署員が出動し、午後3時前、長野県消防防災ヘリに救助されました。

女性は伊那市内の病院に搬送され、左足を骨折する重傷とみられます。

女性は、29日から夫婦で入山していました。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。長野県警によりますと、遭難の多くは、下山時に集中しています。特に暑い今の時期は、登山者が気温や高度差で体力を消耗し、疲労とともに注意力も散漫となって整備された登山道でも、浮石やガレ場などちょっとした不注意でバランスを崩して転倒することがあります。もうすぐゴールと油断しがちなタイミングこそ、最大のリスクが潜んでいるため、最後まで気を抜かずに登山するよう呼びかけています。

長野県内は夏本番の厳しい暑さとなっていて、標高の高い山域でも疲労や熱中症などにより動けなくなることがあります。

県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

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長野放送ニュース

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