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登山中にスリップして転倒 東京都の52歳男性をヘリコプターで救助 右足骨折で重傷 中央アルプス木曽駒ケ岳で遭難

資料 中央アルプス木曽駒ケ岳

中央アルプス木曽駒ケ岳で東京都西多摩郡の介護福祉士の52歳男性が登山中に転倒し、けがをしてヘリコプターで救助されました。

男性は28日、家族3人で中央アルプス千畳敷から入山し、濃ヶ池付近(標高約2650メートル)を登山中、スリップして転倒、けがをしました。

同行者から午後3時頃、救助要請があり、午後5時頃、長野県消防防災ヘリが男性を救助し、伊那市内の病院に搬送しました。右足骨折で重傷です。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。長野県警によりますと、遭難の多くは、下山時に集中しています。特に暑い今の時期は、登山者が気温や高度差で体力を消耗し、疲労とともに注意力も散漫となって整備された登山道でも、浮石やガレ場などちょっとした不注意でバランスを崩して転倒することがあります。もうすぐゴールと油断しがちなタイミングこそ、最大のリスクが潜んでいるため、最後まで気を抜かずに登山するよう呼びかけています。

長野県内は夏本番の厳しい暑さとなっていて、標高の高い山域でも疲労や熱中症などにより動けなくなることがあります。

県警は「余裕ある登山計画を立てる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

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長野放送ニュース

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