
提供:国立健康危機管理研究機構
先週、届け出のあった長野県内の「百日ぜき」の患者は81人で過去最多を更新しました。
7月13日までに指定医療機関が届け出た県内の「百日ぜき」の患者は81人で前の週を14人上回り、2018年の調査開始以来最も多くなりました。
2025年の累計では735人で、2019年の前回の流行の2倍を超えています。
激しい咳が続くのが特徴で、10歳から14歳が全体の47パーセントを占めています。
生後6か月以下の乳児は重症化することもあり、県は、家庭内での兄弟姉妹間の感染に注意するとともに、生後2ヵ月に達したら速やかな予防接種を呼びかけています。
頬などに発疹が現れる「伝染性紅斑」、いわゆる「リンゴ病」の患者は1医療機関あたり3.37人で、前の週を下回りましたが、9週連続で警報レベルを超えました。