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80m超の大記録も!摘果して廃棄するリンゴを飛ばす「てっかりんご飛ばし大会」台風災害で千曲川の堤防が決壊した長野市長沼地区「地元を元気に!」

てっかりんご飛ばし大会

長野県長野市長沼地区で7月5日、摘果したリンゴを投げて距離を競う大会が開かれました。台風災害後の地域を元気づけようと始まり2025年で3回目。子どもも大人も盛り上がりました。

摘果したリンゴを枝に刺して飛ばす

7月5日、長野県長野市長沼地区の千曲川堤防で”ある大会”が開かれました。

子どもたちが枝の先に差して投げたのは小さな青いリンゴ。摘果して廃棄するものです。

そのリンゴを使い飛距離を競う「てっかりんご飛ばし大会」です。

なぜ、このような大会を開いたのでしょうか。

てっかりんご飛ばし大会実行委員会 関博之実行委員長:
「私達がこどもの時代、帰り道に投げて遊んでたというのが始まり。これを大会にしたらおもしろいんじゃないかということで始めました」

2019年の台風19号災害では地区の堤防が決壊。

復興に向け、子どもも大人も楽しめる交流の場を作りたいというのが狙いです。

子どもたちも奮闘!

始球式には長野市の荻原健司市長が登場しました。

記録は41m30cm。

長野市 荻原健司市長:
「それぞれ独特な行事、イベントを開催する中で、元気になって頂きたい」

最初は子どもの部(小学生以下)。

思い思いのフォームでリンゴを投げました。

地元の小学生:
「3位になって嬉しかった」
「練習の時はもっと飛んだのに、本番はダメだった」

続いて、大人の部。県外から参加した人もいました。

静岡から参加:
「難しいですね!インパクトがあるのでおもしろくて私も参加しに来まして、また来年も来たいです」

優勝を狙う長野市から参加の小池達也さん。3年連続3回目の出場です。

記録は82m30cm。

過去2大会の最高記録77mを更新する好記録を出しました。

一方、初代王者で長沼地区の住民の雨宮誠一郎さんも負けじと投げます。

記録は86m40cm。

更に記録を塗り替えます。

戦いは上位者による決勝戦に。

決勝で86m35cm投げた小池さんが初優勝を果たしました。

男性の部優勝 小池達也さん:
「大人になってこんな白熱する大会はあまりない。今年リベンジに来てようやく1位を取ることができて本当に嬉しい」

女性の部では、長沼地区出身である小池さんの妻・萌香さんが42mを投げて優勝しました。

女性の部優勝 小池萌香さん:
「地元・長沼の復興、活気づくきっかけになってくれたらいいな」

子どもも大人も盛り上がった「てっかりんご飛ばし大会」。

実行委員会は、2026年以降も続けていきたいとしています。

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