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負債は約7300万円見込む プラスチック成形用金型製造の「エスピー工業」が破産手続き開始決定 新型コロナ禍きっかけに受注減

長野放送

民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、長野県坂城町にあるプラスチック成形用金型製造の「エスピー工業」が6月23日に長野地裁上田支部から破算手続きの開始決定を受けたことがわかりました。

エスピー工業は、1995(平成7)年に倒産した塚田金型興業の営業基盤を継承して創業、主に事務用品向けの金型製造を手がけ、2019(令和1)年2月期の年間売上高は約4500万円を計上していました。

しかし、新型コロナウイルス禍の影響で受注が減少し、2022(令和4)年2月期の年間売上高は約2000万円に落ち込みました。コロナ関連融資の借り入れで2024(令和6)年2月期の年間売上高は約4500万円まで回復しました。

しかし、2025(令和7)年2月期には約2500万円に落ち込んだうえ、原材料や燃料、資材価格の高騰を受注単価に転嫁しきれず収益はさらに悪化。債務も増加し資金繰りがひっ迫する中、先行きの見通しが立たないことから事業の継続を断念したということです。

負債は約7300万円にのぼる見込みです。

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