
予想天気図
気象庁は、関東地方と伊豆諸島では、6月25日夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼び掛けています。その後、26日も大雨となるおそれがあるとしています。
台風2号は、25日未明までに伊豆諸島の南で熱帯低気圧に変わる見込みだということです。その後、台風から変わった熱帯低気圧は、25日は伊豆諸島付近を北上し、26日はじめにかけて関東地方に進む見込みとしています。
関東地方と伊豆諸島では、台風から変わった熱帯低気圧の影響で暖かく湿った空気が流れ込み、25日夜遅くにかけて大気の状態が不安定となるでしょう。
■台風2号の進路

台風情報
台風2号は、24日午後3時には八丈島の南約340キロの北緯30度05分、東経140度25分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいるということです。
中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心の北東側280キロ以内と南西側110キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いているとしています。
台風はこの後、熱帯低気圧に変わり、25日午前3時には八丈島の南約180キロの北緯31度30分、東経139度35分を中心とする半径65キロの円内に達する見込みだということです。中心の気圧は1008ヘクトパスカルが予想されます。
25日午後3時には八丈島の西南西約60キロの北緯32度55分、東経139度10分を中心とする半径105キロの円内に達する見込みだということです。中心の気圧は1008ヘクトパスカルが予想されます。
なお、台風や熱帯低気圧の中心が予報円に入る確率は70%です。
今後の台風情報に注意してほしいということです。
■雨の予想

天気メッシュ
関東地方では、25日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨が断続的に降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。伊豆諸島では熱帯低気圧の進路によっては、警報級の大雨となる可能性があります。
・24日から25日にかけて予想される1時間降水量(多い所で)
関東地方北部 30ミリ
関東地方南部 30ミリ
伊豆諸島 20ミリ
・24日午後6時から予想される24時間降水量(多い所で)
関東地方北部 80ミリ
関東地方南部 80ミリ
伊豆諸島 50ミリ
・その後、25日午後6時から予想される24時間降水量(多い所で)
関東地方北部 60ミリ
関東地方南部 60ミリ
伊豆諸島 50ミリ
気象庁によりますと、関東地方と伊豆諸島では、25日夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してほしいということです。その後、26日も大雨となるおそれがあるとしています。
また、落雷や突風に注意するとともに、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意するよう呼びかけています。