妹の首など包丁で刺し殺害した罪　兄（50）の初公判　検察側「妹が父親に金の無心を繰り返し、断ると物を投げたり壊したりするなどしていた」　弁護側「妹の粗暴な言動に苦しむ父を楽にしてあげたいと思った」

長野地方裁判所松本支部

2024年、長野県茅野市の住宅で妹を包丁で刺し殺害した罪に問われている男の初公判が開かれ、「間違いありません」と起訴内容を認めました。

殺人の罪に問われているのは、茅野市の無職の男（50）です。

起訴状などによりますと、2024年9月、自宅で当時42歳の妹の首などを、殺意を持って包丁で複数回突き刺し、殺害したとされています。

地裁松本支部で開かれた初公判で被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察側は、妹が父親に金の無心を繰り返し、断ると物を投げたり壊したりするなどしていたと説明。「被告はその様子を見てストレスをため込み、殺害を決意した」などと指摘しました。

一方、弁護側は「妹の粗暴な言動に苦しむ父を楽にしてあげたいと思った」などと述べました。

判決は6月24日に言い渡されます。