
長野市・荻原健司市長
長野市の6月議会が開会し、廃止の方針が示されたバス路線を維持するための費用など5億5100万円余りの補正予算案を提出しました。一方、10月に迫った市長選挙について、荻原市長は態度を明らかにしませんでした。
6月12日開会した長野市の6月議会。市は、5億5100万円余りの補正予算案を提出しました。
大半を占めるのがバス路線維持のための費用です。アルピコ交通が9月末での廃止を表明した市街地と中山間地を結ぶ5つの路線を維持するため、代替運行やスクールバスにかかる費用などとして3億9200万円を盛り込んでいます。
長野市・荻原健司市長:
「AIデマンドシステムの活用や、路線の見直しなどを進めるとともに、関係者と連携して持続可能な公共交通の構築に向け取り組みたい」
2025年11月で1期目の任期が終わる荻原市長。開会のあいさつでは2期目について言及しませんでした。議会後に報道陣から質問が出ましたが…。
長野市・荻原健司市長:
「10月26日が選挙ということは認識していますが、そういったこと(立候補表明の時期)も現在のところ念頭になく、事業をしっかり進めていくことが大事だと思っている」
態度を明らかにするのはいつなのでしょうか。
6月議会は、18日から一般質問が始まり、27日に閉会します。