
ヤクルトレディ2人に感謝状
架空請求詐欺の被害を未然に防いだとしてヤクルトレディ2人に感謝状が贈られました。訪問先で80代の女性が困った様子で電話しているのを見て、詐欺と見抜きました。
感謝状を贈られたのは、北信ヤクルトと、佐久センターのヤクルトレディの依田みどりさん、鷹野飛鳥さんの2人です。
5月13日、2人で訪れた南佐久郡の訪問先で架空請求詐欺の被害を未然に防ぎました。
2人によりますと、訪問した際、80代の女性が携帯電話で困った様子で通話していました。
北信ヤクルト・依田みどりさん:
「『パソコン業者からウイルス感染している』と電話が来ているということで、お客さまもよくわからなくて、『わからないかしら』という形でこちらに話を振って来た。『口座とか聞かれたりしてないですか』と話したら、『その話もちょっと出た』と。その時点で怪しいかなと」
すぐに詐欺を疑った2人。電話から漏れた相手の声が片言の日本語だったことも不審に感じ、女性を説得して電話を切り、警察に通報しました。
女性は、最初は信じ込んでいましたが、「詐欺だった」と伝えると、安どした様子だったということです。
北信ヤクルト・鷹野飛鳥さん:
「被害が増えてきていて、やっぱり自分で対応できてよかった。お客さまとの会話とかを大事にしていけたらいいかなと」
架空請求詐欺を含む電話でお金詐欺の被害は、2025年4月末の時点で87件、4億4728万円に上り、2024年の同じ時期より8件、1億7000万円余り増えています。
佐久警察署・吉池正人署長:
「お見事、お手本のような阻止。水際で止めてもらって感謝している。電話でお金の話が出たら詐欺を疑って切ってもらう」