
移動スーパー「とくし丸」
関東甲信は6月9日は発表がありませんでしたが、10日には梅雨入りするとみられます。蒸し暑い時期を迎え、注意が必要なのが「熱中症」です。長野県阿南町では、「移動スーパー」と消防が協力し、お年寄りに対策を呼びかけました。
阿南町内を巡回する移動スーパー「とくし丸」。買い物へ行くのが困難な山間地のお年寄りのもとに出向き、食料品や生活雑貨を販売しています。
9日は、消防署員とともに地域をまわり、ある注意を呼びかけました。
消防署員:
「熱中症の予防に気を付けて、水分(補給)小まめにね」
熱中症対策です。水でぬらすと冷たく感じるタオルも一緒に配りました。
とくし丸の担当者:
「部屋の中にいても、熱中症になる」
80代:
「年をとると、いろいろなことが物忘れして、のどが乾くことも忘れるような時があるけど、気を付けなければいけないとつくづく思う」
消防庁によりますと、2024年5月から9月の間の熱中症による県内の救急搬送者は1085人でおよそ6割の683人が65歳以上の高齢者でした。
県内は9日も長野28.8度、松本26.9度、飯田26.1度など、各地で蒸し暑い1日となりました。
「とくし丸」と消防が連携した呼びかけは2025年で3年目で、約1カ月をかけて250世帯を回る予定です。
阿南消防署・牧内茂幸さん:
「水分を小まめにとり、屋内でも(熱中症が)発生するので、エアコン、扇風機などを活用して、熱中症の予防に心掛けていただきたい」