YouTube X Instagram

長野県民のソウルフード「ビタちく」能登半島地震での被災を経て…販売再開して6月1日で1年「復活の日」 生産量も被災前の水準に

「ビタミンちくわ」

長野県民のソウルフード「ビタちく」。能登半島地震での被災を経て、販売を再開してから6月1日で1年。長野市のスーパーでは特設売り場が設けられました。生産量も被災前の水準に戻っているということです。

6月1日、長野市の「A・コープファーマーズ南長野店」にずらりと並んだスギヨの「ビタミンちくわ」。売り場の一角にあったのは「復活」の文字です。

Aコープの店員:
「6月1日で“復活”して1年になります」

石川県七尾市にある水産加工品メーカー・スギヨが作る「ビタミンちくわ」。生産量の7割が長野県内で消費される長野県民のソウルフードです。

2024年1月の能登半島地震で、工場が被災し生産を停めていましたが、同年5月31日から製造を再開。6月1日には長野県内のスーパーの店頭でも販売を再開しました。

6月1日は、「スギヨのビタミンちくわ復活の日」として記念日にも認定されています。

2025年6月1日は、一日限定で3本入りを普段より10円引きの特別価格で販売しました。

客は:
「昔からなじんでいるもの。子どものころから食べているのもある。少しでも能登に貢献できればいいと思って」

客は(66):
「早く復興してくれてよかった、味のしみ方や歯ごたえが違う」

試食用で配ったのは、「エビチリの素」で炒めた「ビタちく」。

試食した人:
「めちゃくちゃうまいです」

新しい食べ方も提案しました。

スギヨによりますと、「ビタミンちくわ」の生産量は、ほぼ被災前の水準まで戻っているということです。

スギヨ・水越優美さん:
「忘れずに、変わらず食べてくれる人がたくさんいることを、この1年通して改めて(実感し)皆さんに支えられた商品なんだと思った。これからもおいしいビタミンちくわを届けていきたい」

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース

あなたにおすすめ