「ふるさと納税」受付を停止　返礼品「産地偽装」問題受け…須坂市長、副市長の報酬減らし、31の公共事業を先送りに　34億5000万円減額した補正予算案を6月議会に提出

資料　シャインマスカット

ふるさと納税の返礼品に地元産以外のブドウが混じっていた問題を受け、須坂市(長野県)は、34億5000万円余りを減額した補正予算案を6月議会に提出します。

この問題では和歌山県の「日本グルメ市場」が、「山形県産」などが混在したシャインマスカットを「須坂市産」として産地を偽装して市に販売していました。

これを受け、須坂市は2025年度のふるさと納税の受付を停止しています。

須坂市は市長と副市長の報酬を減らし、31の公共事業を先送りして34億5000万円余りを減額した補正予算案を6月議会に提出します。

須坂市　三木正夫市長：
「こういう形でふるさと納税がなくなるので、市民生活に密接な部分はできるだけ支障がないようにしていきたい」

この問題を巡り市が設置した第三者委員会は6月3日、初めての会合を開きます。