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生活費や借金返済に 市職員(61)が217万円を着服 後任者が不審点に気づき…隠蔽図る 市は退職金の返納と刑事告発について検討

市議会の協議会

松本市(長野県)の職員の不祥事です。地域づくりセンター長を務めた男性が217万円を着服していたことが分かりました。町会から受けとった現金を生活費や借金返済に充てていたということです。

松本市の担当者:
「信頼を裏切ることになり大変申し訳ありませんでした」

市議会の協議会で陳謝した松本市。その理由は職員の着服です。

市によりますと、着服していたのは2024年3月まで島立地区地域づくりセンター長を務めていた61歳の男性職員です。

2024年度までの2年間、町会から受け取った現金を金融機関に入金せず、一部を着服。虚偽の決算書を作成するなどして合わせて217万円余りを着服しました。

2025年4月、後任者が不審な点に気づき確認しましたが、男性職員は後任者がいない間にセンターの通帳を持ち出し、隠蔽する意図で、現金を一部入金していました。

その後の市の調査に対し「生活費や借金返済に充てた」と着服を認め、これまでに全額を返済したということです。

男性職員は3月の退職後は会計年度任用職員として勤務しているということです。

市は今後、退職金の返納と刑事告発について検討するということです。

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