
「アマワラビ園」(長野市小田切地区)
長野市小田切地区で住民有志が栽培している「アマワラビ」が収穫の時期を迎えています。希望者の収穫体験も受け入れていて、5月25日も訪れた人が袋いっぱいに収穫していました。
参加者:
「500gなんてすぐに採れちゃうな」
次々と収穫しているのは長さ30センチほどに育った「アマワラビ」です。
ここは、標高1000メートルほどの長野市小田切地区にある「アマワラビ園」。25日、収穫体験が開かれ市内外から16人が参加しました。
参加者:
「本当の山へワラビを採りにいくよりずっと楽。これだけいっぱい生えていれば」「柔らかい方がおいしいです、甘くて。こういうのがいいんですよ」
アマワラビは、自生するワラビを品種改良したもので、通常よりアクが少なく、苦みが少ないなどの特徴があります。
園を管理しているのは、地元の住民で作るNPO法人「小田切オアシス」です。
中山間地の振興や、高齢者の活躍の場を作りたいと、耕作放棄地を開墾し、2015年から毎年、アマワラビを栽培し、収穫体験も受け入れています。
今年は、春先の低温などで例年より1週間ほど生育が遅れていますが、質は問題ないということです。
体験開始からおよそ2時間。袋いっぱいにアマワラビが採れました。
計量:
「800g」
参加者:
「少ないじゃん」
収穫したものは100gあたり120円で購入します。
参加者:
「山のものを自分で摘む・採るというのが楽しいですよね。けっこういいのが採れたので、おいしく食べられそうです」
「山の方へ採りに行くと探さないと採れないけど、簡単に採れるのはいいと思う。(調理方法は)おひたしとか煮物じゃないかなと思う」
小田切オアシス・酒井昌之相談役:
「こんなに美しく、きれいなワラビで味もいいので、大勢の皆さんに召し上がっていただければいいなと思う」
収穫体験は6月1日にも予定しています。