
警察などによる啓発活動
5月3日からのゴールデンウィーク後半の4連休を前に、高速道路のサービスエリアで、警察などが事故防止を啓発しました。東北自動車道で3人が死亡した事故を受け、逆走への注意も呼びかけました。
5月2日、長野県駒ケ根市の中央自動車道の駒ケ岳サービスエリアで行われた、交通事故防止の啓発。3日からの4連休で交通量が増えることから、県警とネクスコ中日本が、スピードの出し過ぎ注意やこまめに休憩をとることなどを呼びかけました。
名古屋からのドライバー:
「(気を付けてるのは)スピード出し過ぎないこと」
千葉県からのドライバー:
「無理な追い越しとかそんなことはしない。運転する限り気を付けて安全運転していこうと」
もう一つ、重点を置いて呼びかけたのが…
呼びかけ:
「逆走事故が発生していて、最近も東北道で事故がありましたので」
高速道路の逆走です。栃木県の東北自動車道では4月26日、逆走した車がからんだ事故で、計3人が死亡しました。
逆走した車が進入したインターは、本線へ向かう道路と本線から降りる道路が「平面交差」する構造となっており、逆走につながった要因の一つと考えられています。
「平面交差」のインターは、上信越自動車道の坂城インターや豊田飯山インターなど県内にも複数あり、注意が必要です。
警察によりますと、県内の高速道路では2024年、12件の逆走の通報があったということですが、幸い、いずれも事故にはつながりませんでした。
警察は、注意看板や路面標示でしっかり進行方向を確認するよう呼びかけています。
高速道路交通警察隊・池上伝隊長:
「自分が逆走したと気づいた場合はUターンせず、周囲の状況を確認して、ハザードランプを点灯して非常駐車帯など安全な場所に停止していただきたい。安全運転で楽しく長野県を満喫していただきたい」