
資料 リニア中央新幹線
JR東海は、基準値を超える重金属を含む「要対策土」をリニア中央新幹線の橋の基礎工事に6月上旬から搬入する方針を示しました。
リニアの工事では南アルプストンネルで出た、ヒ素などの重金属を含む「要対策土」の処理が課題で、JR東海は長野県飯田市の土曽川橋りょうの基礎工事で使う方針です。
4月23日夜の住民説明会でJR東海は、約5000立方メートルの土を土のうに入れ、コンクリートの基礎部分に使うと明らかにしました。3本の橋脚が対象で1本目は6月上旬に投入を始めるということです。
JR東海の担当部長:
「要対策土の飛散防止対策を徹底すること、水質の調査をしっかりやること、調査結果を適切に公表することを丁寧にやっていくことで土曽川の橋脚に活用を進めていきたい」
住民は取材に対し「信頼するしかないが約束を守って欲しい」「JRは頑固そのもの」などと話していました。