
提供 長野県
ニラと間違えてスイセンを食べた長野県上水内郡の男性が食中毒になり、県が注意を呼びかけています。
県によりますと、食中毒になったのは上水内郡に住む70歳以上の男性です。
男性は4月14日、自宅周辺に生えていたニラのような葉をしょうゆマヨネーズ和えにして食べたところ、30分後に嘔吐や下痢の症状が出ました。
医療機関からの連絡で長野保健所が調べたところ、スイセンに含まれる有毒なヒガンバナアルカロイドによる食中毒と断定しました。
スイセンの葉はニラに似ていますが、特有の臭いが無いことで区別できるため、県が注意を呼びかけています。
〇長野県の呼びかけ

上:スイセン 下:ニラ
※スイセンとニラの見分け方
・スイセンの葉には臭いがありませんが、ニラの葉にはニラと特有の臭いがあります。
※有毒植物による食中毒防止のポイント
・よくわからない植物は、絶対に「採らない、食べない、売らない、人にあげない」
・食べられる山菜、植物の「特徴を完全に覚える」
・身近な植物をむやみに食べない
※もし食中毒だと思ったら、すぐに医師の診察を受けましょう。食べたものが残っている場合は、受診の際、持参してください。